とりあえずワンナウト。

脳内宇宙のスペースデブリを電子の海に放出だ! 締まっていこ〜うッ!

《演芸》浅草演芸ホールに行ってきた!

浅草演芸ホールに行ってきたですよ。取材で。

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大学院時代からかれこれ7〜8年、区と連携しながら地元の地域情報を発信したりアーカイブしたりなぞしておるのですが、今回は浅草演芸ホールなのであります。
 
取材は実に7年ぶり。あれから時間も随分経ってるもんで、少し会長の体調を心配しつつ伺ったのですが、まったくの杞憂でございました。相も変わらず、会長の松倉久幸さんは前回以上に矍鑠としておられてそりゃあもう喋る喋るw
この会長、とってもサービス精神旺盛で、「どこが画(え)になるかい?」と、寄席の舞台裏、楽屋、地下にある永井荷風が踊り子さん達と入ったお風呂、ビートたけしが寝泊まりしてた2畳ほどの屋根裏などそれはもう迷路のような館内を自ら解説付きで案内していただいたのであります。
 
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もと落研の僕はそりゃあもう!感動しきりでありますよ。あのフランス座ですよ!聞いたことあるでしょ?コント55号、ツービート、渥美清井上ひさし浅草キッド、、、修行時代をここで過ごした、、伝説ってえやつの現場に来てるわけであります。
 
とりあえず冷静になれない。
 
取材の内容はやがて台東区のホームページにアップされるとおもうので、そちらを参照いただくとしてー。
 
寄席の方は満席で立ち見もでてました。すごいねどうも。いうてもお昼前ですよ。主に修学旅行の中学生団体と60代、70代のおじさんおばさん、、世の稼ぎ手は働いてるわけですから当たり前なんですけど、よくよく見るとなんとも不思議な光景。年齢のドーナツ化現象が浅草の寄席で再現されておりました。
 
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東洋館の方はさらにヤバかった。客層はハンチングを被った競馬場にいそうなおじいさんばかり。空席もそれなりに目立ちつつ、その中で漫才やコントが演じられるシュール空間。もとストリップ小屋のその舞台。まな板ショーとかもあそこでやってたのかな。
 
ハレとケでいう俗の極北。観てるだけで何かがねじれて心が乱れる。このヤバさはなんだろう。トリップしそう。嫌いじゃないけど麻薬性ありだわー。
 
18歳の時、浪人してた寮を抜け出し、競艇とピンク映画に行った時の背徳心に裏打ちされた興奮、、、あのカンジ。自省すると苛まれるから、それを断ち切らんとする崖っぷちのスリル。ヤクザとカタギの波打ち際。
 
あー、俺もこの中に混じって、日がな一日、世間から隔離されてみたい。隔離されて堕ちたい!俗にまみれて堕落したーい!ww
 
そんな爪痕を残した1日でありました。
近いうち来よう。